2008.02.03 Sunday
投資信託にだまされるな!?本当に正しい投信の使い方(竹川 美奈子)
サブプライム問題で、最近は少し投資信託への資金流入が減っているようです。
しかし、日本の長期間のゼロ金利政策や、郵便局での投信取り扱い開始もあり、投資信託はブームと呼べるほどの売れ行きとなりました。
最近は書店でも、投資信託の本がどんどん増えているようです。
投資信託も、投資先にも色々と種類があります。
また、投資信託の販売も、銀行や郵便局、証券会社の窓口、ネット証券と様々です。
投資先は
・日本株式
・外国株式
・日本債券
・外国債券
・商品(金や原油や穀物などのコモディティ)
・不動産
など様々です。
そして、日本株式や外国株式も、
・アクティブ投信
・パッシブ投信(インデックス)
などがあります。
この本で特に勉強になったのは、分配金の考え方です。
投資信託の分配金には三種類あります。
★分配型 決算日に出た収益を分配金として投資家に支払う
★再投資型 分配金は出るが税引き後に自動的に再投資される
★無分配型 分配せずに収益をそのまま運用にまわす
インデックスファンドTSPは「再投資型」です。
年に1回の分配金を出しているので、効率が良くないと言うことです。
なぜなら分配金には、税金がかかってくるので、それが再投資されても税金が引かれた形の複利となるからです。
税金も現在は10%、将来は20%に戻ると言われています。
利益が20%ひかれた形での複利運用は、利益をそのまま複利運用することに比べて大きなマイナスです。
これ以外にも、投資信託をするための「だまされない」いや、「有利になる」ポイントがたくさん書かれています。
これから投資信託をはじめる方はもちろん、すでに投資信託を持っている方も、自分の買っている投資信託を見直すための良書です。
★こんな人におすすめ
・普通預金の低金利に嫌気をさしている方
・投資信託に興味がある方
・銀行や証券会社が推薦する投信が良いか見極めたい方
★私の感想
・役に立った ◎
・また読み直したい ○
・手元に置いておきたい ○
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